銀魂を継承!ジャンプの隠れた名作漫画「SKET DANCE」を解説!
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SKET DANCEの概略
週刊少年ジャンプにて、2007年から2013年まで連載されていた作品で、単行本累計販売部数は1400万部の大ヒット漫画です。2010年には第55回小学館漫画賞少年向け部門を受賞されております。コミックスは全33巻の完結済みで、2011年からテレビアニメも放送されていました。
原作者は篠原健太先生で、その他の有名作品で言えば、2019年からアニメ放送されていた「彼方のアストラ」という作品も手掛けられております。
SKET DANCEのあらすじ

ⒸSKET DANCE
学園の揉めごとや、生徒の悩みごとはなんでも解決!それが通称『スケット団』。
学園の生徒がより楽しく過ごせるように、部員たちが翻弄する学園コメディです。
しかし、実際は便利屋のような毎日。
裏庭掃除や草むしり、落とし物を探すというような依頼ばかり。
依頼が無い日は部室でダラダラ、、、
部員は3名。
主人公でスケット団のリーダーは藤崎 佑助(ふじさき ゆうすけ)。通称『ボッスン』。
紅一点の鬼塚 一愛(おにづか ひめ)。通称『ヒメコ』
何でも知っている情報屋の笛吹 和義(うすい かずよし)。通称『スイッチ』
お調子者ですが、やる時はやる『ボッスン』を筆頭に、時に真面目で、時にバカらしく、時に熱い日々を送っていくストーリーです。
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SKET DANCEの魅力と見どころ
1.テンポの良い、コミカルなギャグパートがクセになる!

ⒸSKET DANCE
SKET DANCEと言えば、なんといってもギャグパートです。原作者の篠原先生は『銀魂』の原作者である、空知英秋先生のアシスタントをされておりました。そのおかげか、元々のセンスなのかギャグセンスは素晴らしいです。33巻と巻数も多いですが、8割ぐらいはギャグパートです。
しかしギャグの内容は、少年漫画の部類としては大人向けになっていると思います。子供でも分かるような、幼稚な部類なネタはあまり出てきません。ここは過去のコメディ漫画と比べても特徴的な部分です。昔のアニメのパロディや、バラエティー番組や映画のパロディも出てきますし、知っている人なら面白い、実在する有名人のネタなんかも出てきます。
それだけではなく、何気ない風景もツッコミ役のヒメコがいる事により、漫才やコントのようになります。他のコメディ作品にもツッコミ役が必ずいますが、ヒメコは関西弁でツッコミをします。しかもかなりリアリティがあります。
それが面白いと思うのは、キャラクターの表情やテンポの良さが、読んでいて安易に想像できるからこそになります。篠原先生の画力やセンスにより生まれていると思います。学園を舞台にしているからこそ現実味があり、そして人間味が出ている部分も作中に入り込める要因になります。
2.個性的なキャラクター達が必見!
そしてSKET DANCEに欠かせないのが、個性的なキャラクター達です。

ⒸSKET DANCE
本作の主人公はお調子者で、デリカシーの無いボッスン。明るいわりにすぐに落ち込んで、いつも周りの人たちになぐさめられています。しかし仲間がバカにされた時や、危機に直面すると一番に駆け付ける熱い男。

ⒸSKET DANCE
関西弁でツッコミ役のヒメコ。いつもボッスンに振り回されています。しかし彼女は地元でも有名な伝説の不良で、通称『鬼姫』と呼ばれる存在。ある事から孤立し、逃げるように進学した高校でボッスンと出会います。

ⒸSKET DANCE
オタクで物知りなスイッチ。無表情な彼は、なぜか自分で言葉を喋らず、パソコンを使って話します。そして毎回ボッスンに便乗して、ことを大きくする厄介者。しかし、実は過去の過ちから引きこもりになり、声を発する事をやめてしまいます。
スケット団以外にも魅力的なキャラクター達はたくさんいます。スケット団の顧問で、怪しい薬を作り続ける化学教師の中馬鉄治(ちゅうま てつじ)女番長だが、後に声優・アイドルになる吉備津 百香(きびつ ももか)IQ160の天才だが、シスコンの生徒会長の安形 惣司郎(あがた そうじろう)。その他にも、クセが強いキャラクターは大数いるので飽きる事はないでしょう。
いつもバカなことをやっているようで、心では繋がっているスケット団と、個性豊かなキャラクターが、作品を大いに盛り上げてくれます。
3.ギャグだけではない!シリアスな熱いストーリー!

ⒸSKET DANCE
SKET DANCEが隠れた名作と言われる理由が、主人公のボッスンを主軸としたシリアスな熱い展開です。その一つとして謎解きが魅力です。
困っている人がいれば手を差し伸べ、仲間が危機に陥れば誰よりも早く助けに行く。こういった熱い部分は、古き良きジャンプ作品の主人公の系譜を受け継いでおります。しかし、事件や問題を解決する際、基本的にボッスンの驚異的な『集中力』という武器で解決していきます。それは学内における、小さな事から大きな事までも。
探偵漫画のような謎解きが始まり、最後まで結末が分かりません。しかも『名探偵コナン』のような、スマートな解決ではありません。無理やり集中して、鼻水を垂らしながら解決するのがボッスンの特徴です。それをコメディ漫画で、しかも身近な題材をここまで昇華させた謎解きはお見事です。手に汗を握る展開で、次のページを早くめくりたくなります。
そして特徴的なのがスケット団員の【過去編】です。3人がスケット団を結成する前の話を描いておりますが、それぞれ違った悲しい過去を背負っており、それを事細かに描いております。そこからスケット団に出会い、3人は成長していきます。ギャグ漫画であると同時に、多感な高校生という時期も描くという篠原先生の意図が見えます。やはりこの辺りの人間模様は、師匠である空知英秋先生の『銀魂』にも通じる部分があると思います。
ギャグパートも良いけど、キャラクター達にも感情移入したい!そういったストーリーが好きな方には、SKET DANCEはよりオススメになります。
まとめ
数あるジャンプ作品の中でも、30巻以上続いた名作です。コメディ漫画でもあり、感動や感情移入も出来る作品になっております。凄く笑った後に、明日から頑張ろうとも思える作品だと思います。
是非、皆様もSKET DANCEを読んでみて下さい。
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