ジャンプの新看板漫画「鬼滅の刃」は何故面白いのか。その理由を解説する。

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2019年にはアニメ化もされ、2020年には映画化も決まった、週刊少年ジャンプの新看板ともいえる漫画「鬼滅の刃」。今回この記事では、その鬼滅の刃が何故面白いのか、一度も読んだことのない人向けに、ネタバレになるような内容を控えておすすめできる理由を解説、紹介いたします。

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鬼滅の刃の概略

作者:吾峠呼世晴。週刊少年ジャンプにて(2016年~)連載中。2019年アニメ化、2020年には映画化も決定。

鬼滅の刃のあらすじ

物語の舞台は大正の日本、炭売りをしていた主人公の炭治郎がある日家に帰ると、家族が惨殺されていた。かろうじて生きていた妹の禰豆子も鬼と化す。鬼となった妹を人間に戻し、家族を惨殺した鬼を滅するために、主人公の炭治郎は鬼狩りの旅へと出る。

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鬼滅の刃が読者を引きつけて離さない訳(見どころ)

王道と非王道のバランスが絶妙なストーリー展開

Ⓒ鬼滅の刃

鬼滅の刃の何が面白いのかというと、まず、「王道と非王道のバランスが絶妙なストーリー展開」がその理由として挙げられます。ドラゴンボールやワンピースといった少年漫画の大ヒット作と同様に、鬼滅の刃には少年漫画の王道「友情・努力・勝利」がしっかりと詰まっています。
物語に登場する敵(鬼)に対して、主人公の炭治郎は仲間達との「友情」を持って戦います。そして修行を重ね、実際の戦いの中で「努力」を続けていき、最後に「勝利」を手にする。これらの要素がバランスよく込められているので、読んでいる側としても気持ちよく物語を読み進めていくことができます。

また、少年漫画でよくあるけれども熱い展開、「ピンチの場面での主人公覚醒」「敵幹部達の登場」「敵対していた人物との和解からの共闘」など読んでいると「うおーきたー!!」と言ってしまいたくなるようなシーンが鬼滅の刃には沢山出てきます。本当にその物語王道部分だけでも鬼滅の刃は十分に面白い漫画と言えます。

これに加えて、鬼滅の刃を際立だせているのは他の少年漫画にはあまりない非王道感です。何が非王道なのかというと、一つ例えを挙げるなら、重要な仲間キャラが本当に作中で死んでしまうという要素があります。他のジャンプ連載作品だったら仲間が助けに来て、なんだかんだ言って死なない場面で鬼滅の刃は仲間が死にます。詳しくは後述しますが、これが鬼滅の刃の物語および戦闘に良い意味で緊張感を持たせています。

敵味方問わずそれぞれの過去を背負ったキャラクター達が魅力的

Ⓒ鬼滅の刃

鬼滅の刃を魅力的な漫画たらしめる要素の二つ目は、その魅力的なキャラクター達です。主人公の炭治郎、その妹の禰豆子をはじめ、他の仲間達も含めてみなキャラがしっかりと立っています。鬼が人間を喰らう、その鬼を主人公炭治郎達が滅する、というストーリーが基本なので、暗いストーリー展開も多い鬼滅の刃ですが、主人公炭治郎とその仲間たちのやりとりが微笑ましい(笑える)部分も多く、話が暗くなり過ぎないよう上手くバランスがとられています。

また、鬼滅の刃は敵である鬼にも登場人物として、読者を引き付けるキャラクターが多くいます。人間を喰らう憎き敵となる鬼ですが、その鬼にも鬼になる前の人間の頃の記憶(エピソード)があり、それら物語がいずれももの悲しく、読んでいると涙が出そうになるものばかりです。決してその鬼の過去の話はそれぞれ長い訳ではないのですが、それでもしっかりと読者の涙腺をついてくるあたりは作者、吾峠呼世晴さんのストーリーテリングの実力の高さを物語っているといえます。

死が隣り合わせの緊張感ある戦闘シーン

Ⓒ鬼滅の刃

鬼滅の刃ではストーリーやその戦闘の中で、仲間や他の登場人物が頻繁に死んでいくので、主人公の炭治郎の戦闘でさえ、「本当にこの戦いに勝てるの?死んじゃったりしないよね?」とドキドキハラハラしながら読み進めることができます。これが他の漫画にはない鬼滅の刃の大きな魅力となっています。例えば他の週刊少年ジャンプ漫画であれば、他の仲間が助けに来る、戦闘中のキャラが突如謎の覚醒を起こして敵を倒す、といった場面でも鬼滅の刃では仲間の助けも来ず、覚醒もせずに仲間が死んでいくということが普通にあります(もちろん助けが来たり、キャラ覚醒したりする時もありますが)。
このあたりのシリアスさは他の少年漫画だと、進撃の巨人に近い雰囲気があるといえます。

また、鬼滅の刃の戦闘シーンでは、必殺技で敵を倒すことも多いですが、頭を使った戦術性のある戦闘が出てくるのも特徴的です。ただ鬼を刀で殴って倒すのではなく、鬼に有効な毒を仕込んだ武器で攻撃する、敵の弱点を分析しながら戦う、仲間との密な連携で虚を突くなど、主人公の炭治郎やその仲間達は工夫を凝らしながら戦います。これが大味なバトル漫画(「ドン!バンッ!」で戦闘が終わる漫画)との違いでもあり、鬼滅の刃を面白くしている要素の一つとも言えます。

まとめ

もし本記事を読んで「鬼滅の刃」に少しでも興味を持たれましたら、ぜひ1巻だけでも読んでみてください。一度読み始めたらそのオリジナルな世界観から抜け出せなくなること請け合いです。

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