異世界漫画と料理漫画が融合!【異世界食堂】はなぜ未だにファンが多いのか
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作品の紹介
犬塚惇平先生のライトノベルで、元々は小説投稿サイト小説家になろうで連載されていました。2013年から連載スタートしておりライトノベルは5巻、漫画版はヤングガンガン連載で全4巻まで発売されています。近年異世界ブームが巻き起こっており色んな異世界の話がある中、グルメ料理という珍しいジャンルで挑戦する漫画です。この作品の主人公は毎話登場する店主ではなく、各話によって主役が異なります。異世界の話ではありますが、一風変わった食堂のお話です。
【異世界食堂】のあらすじ

Ⓒ異世界食堂
オフィス街に近い商店街の一角にある洋食屋『洋食ねこや』。平日は通常開店しており、土曜日はお休みです。しかし実は土曜日も営業はしているのですが、土曜日のみお店のドアが色んな異世界とリンクするという不思議なお店でした。土曜になると色んな異世界から様々種族の人達が洋食のねこやの美味しい食事を求めて来訪します。客同士がねこやでの出会いを通じ、仲良くなったり恋に落ちたりするなど新しい関係を築けたという人も少なくありません。土曜のみお客様からはいつしか異世界食堂を呼ばれるようになったのでした。
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【異世界食堂】の見どころ
作者の犬塚先生が言うには「異世界食堂は実は『不思議な道具屋』モノを意識して書いてます」とのことです。
どちらかと言うと異世界の不思議なものを見て驚くというのが当たり前だったかもしれませんが、逆転の発想を活かしておりそれが見どころに繋がっていると言えるでしょう。
この漫画に登場するお客様のほとんどはゲームで見るような不思議な種族が多いです。
そして自分達が毎日当たり前に食べている料理が、異世界側からすればとても珍しいと評価されるため当たり前のことなのですが、妙な違和感がありながらもそこに面白さがあります。
①洋食のねこやの従業員と異世界の様々な種族のお客様

Ⓒ異世界食堂
洋食のねこやの従業員はお店を切り盛りするマスター、異世界食堂に迷い込みウエイトレスとして働く魔族の少女アレッタ、七色の覇王と呼ばれる竜の1柱でチキンカレーを目的として働くクロの3人です。漫画版には登場しませんが、マスターの姪で土曜限定で調理助手として活躍する早希もいます。洋食ねこやの料理を楽しみに来てくれる異世界食堂のお客様の職業はトレジャーハンター、商会のお偉いさん、伝説の傭兵、王子や姫君、四英雄と呼ばれた大賢者様たちです。
竜、吸血鬼、リザードマンなど色んな魔族もお客様として訪れており、異世界食堂では皆喧嘩することなく普通に食事を楽しむ関係であるため争いはおきません。
②自分達が普段食べている料理が異世界の住人には絶品料理!?

Ⓒ異世界食堂
異世界食堂で登場する料理は豚汁、オムライス、照り焼きチキン、メンチカツ、エビフライなど、本当に普段我々が当たり前に食べているものばかりです。しかし異世界住民からすれば我々が食べているものはとても珍しく、とんかつソースなどを作る技術はまだ異世界にはないためそれも羨ましがられています。普段当たり前に食べている料理でもあまりにも美味しそうに食べている姿を見るとめちゃくちゃ食べたくなるんですよね。この漫画はお腹が空いている時、夜中には見ない方が良いかもしれません。(笑)
メンチカツの回で異世界のお客がメンチカツのことを説明していたのですが、外見は隕石のようなものだと例えていました。コンビニやお店で当たり前に見ていた食品が異世界ではそんな風にとらえられるのかと思うと面白さを感じましたね。異世界と現世の食べ物の価値観を思い知らされたような気がします。
③冒険ものではなく味を堪能する漫画

Ⓒ異世界食堂
通常異世界ものと言えば冒険というのが当たり前になるのですが、この漫画では単純に味を堪能するだけの漫画となります。お客様の1人が語っていましたが、種族も住んでいる所も違うが異世界食堂ではみんな気のいい仲間だと語っているため、異世界食堂はある意味中立な場所となっているのです。
実は従業員たちには知らされておりませんが、万が一異世界食堂に何か異変があった場合、従業員クロの同族である赤の女王という竜が飛んでくるという防犯装置が付いています。
毎日ではなく土曜のみ洋食のねこやの扉が異世界と通じ、他のお客様は各所に現れる扉から入るというシステムなので、反対に異世界の住民からすればちょっとした冒険になるかもしれませんね。
異世界ものというと殺伐した世界観が多いイメージを持っている方もいるようですが、こちらは物凄く平和的でほのぼのとして楽しむことが出来ます。確かにリザードマンやエルフなど色んな種族がお客様としているとびっくりするとは思いますが、美味しい食事をするとどんな人でも種族でも仲良くなれるといった心和ませてくれる漫画です。
④『ドヨウの日』のみに異世界に繋がる理由とは?
この漫画の最大の謎である異世界食堂が何故土曜日のみ異世界に繋がるのか?それはマスターの祖母が異世界と現世を繋ぐ魔法をかけたからです。マスターの祖母は元々異世界の住民で四英雄と呼ばれる勇者の1人でした。邪神との最後の戦いによって現世に飛ばされ、マスターの祖父に保護され結ばれたのです。現在のマスターは2代目で、初代マスターは祖父になります。血筋を考えるとマスターは異世界の英雄の血を受け継いだ凄い人間ではあるのですが、魔力や不思議な能力は全く見えません。
筆者個人的には料理をふるまうだけでなく出来れば異世界を冒険してみたい気がします。マスター達は何故そのように思わないのが不思議でなりません!絶対に面白そうではあるのですが、1週間に1回しか扉が開かないとさすがに難しいか。(笑)
まとめ
現在異世界食堂に近い物語はいくつか排出されており、珍しさはなくなってしまっていますが、平和的そしてシンプルに描かれているため誰にでも読みやすいのがミソかもしれません。普通のの異世界ものファンタジーに飽きたという方、ちょっと異なるテイストで描かれた漫画なのでオススメです!
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