過去と現代を生き来する本格ミステリー漫画【僕だけがいない街】の魅力とは
皆さんはマンガのジャンルを5つあげて下さいと言われるとなにが思い浮かびますか?
恐らく大抵の人はミステリーやサスペンスと言った類のジャンルもカウントするはずです
今回は王道なジャンルにも拘わらず、意外と詳しい人が少なさそうなミステリーに焦点を当てたいと思います。
そんな数あるミステリー作品の中で筆者がオススメするマンガは【僕だけがいない街】です。
この物語は北海道を舞台にしており、筆者も北海道に住んでいる事も相まってか一番のめり込んだミステリーマンガです。

Ⓒ僕だけがいない街
僕だけがいない街は三部けい先生が手掛けたマンガで 2012年7月号から2016年4月号の約4年間に渡って 『ヤングエース』で連載されていました。
コミックスは全9巻出ており、連載当時で累計発行部数が400万部を超えていた名作です。
当然ながらアニメ化もされており、2016年1月8日より~3月25日に渡って放送された。
またアニメ版と原作では話の内容が異なっていますのでアニメしか見た事が無い人にもお勧めです!
更に俳優の藤原竜也、女優の有村架純をメインキャストに迎えた超豪華メンバーで実写映画化もされてり、興行収益は14億円以上。実写映画はアニメ版とも原作とも違った結末を迎えます。
他にも様々な媒体でメディア展開されています。
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「僕だけがいない街」のあらすじ

Ⓒ僕だけがいない街
物語の主人公は藤沼 悟。彼はリバイバルと言われる特殊な能力を持っていました。その力は悪い事が起こる直前に発動します。作中では事件や事故の前に発動しそれらの原因が解決するまで何度もリバイバル(タイムリープ)するといった能力です。
とある事がきっかけで現代の藤沼の母親が何者かに殺されてしまい、いつもの様に藤沼はリバイバルしました。
しかしリバイバルした先は1988年。時代は一気に藤沼が小学生だった頃迄遡りました。
色々調べて行くうちに藤沼の小学校で起きた、連続誘拐殺人事件の犯人が現代の藤沼の母を殺害したと確信し、現代と1988年を行き来しながら連続誘拐殺人事件の発生を食い止めようと試みるお話しです。
「僕だけがいない街」の見どころ
・感情移入不可避!それぞれ何かを抱えたキャラクター達

Ⓒ僕だけがいない街
僕だけがいない街では同情してしまうキャラクターから逆に非難したくなる様なキャラクターまで色々なキャラクターが存在します。
例えば主人公の藤沼悟。彼は母親や、誘拐事件の被害者達を救う為にリバイバルして小学生に戻った際には本来苦手である人間関係を構築を積極的に行う様になりました。
そんな小さい事って思う方もいるかもしれませんが人間関係構築が苦手な筆者にはその大変さがよく分かります。
藤沼の場合は未来から来る事によって過去の自分の行動を変えました。
もしも現代の筆者が藤沼の様に積極的に人間関係を築く様にすると、周りの人々の人生が大きく変わる事がもしかするとあるかも知れませんよね。
そんな中筆者が思わず一番感情移入してしまったのは白鳥 潤と言うキャラクターです。
連続誘拐事件において真犯人に犯人仕立て上げられ死刑判決も言い渡された被害者です。
当初の藤沼の様に1人でいる子供に話かける習慣があり雛月ら被害者とも面識があった為疑われるハメになりました。そんな白鳥は幼少期に虐められていた過去がありました。ここからは筆者の考察ですが、過去に虐められていたとい言う経験から1人でいる子供を放っておけない性格だったのでは…と。
1人でいること辛さなどがよく分かっている白鳥だったからこそ善意で行った行動が、仇となってり死刑に判決を言い渡される。
これほど報われない人はいません。
そんなキャラクター達の過去のトラウマなどを上手く伏線化し、ありとあらゆる場面に張り巡らせてあり、全9巻ですが内容の濃度がとても高いです。
物凄い量の伏線を最終的には恐らく全ての伏線を回収し物語を締め括った三部けい先生の構成力は凄まじい物がありまし、あーー!そう言うことか!と度々感じさせられます。
・ミステリーなのに胸キュン要素!?

Ⓒ僕だけがいない街
ミステリー物は堅いイメージがある人も多いかと思いますがそんなことありません。
僕だけがいない街のヒロインである雛月 加代と片桐 愛梨の2人がそれぞれ現代と過去のヒロイン枠です。
どちらもびっくりする程可愛いのです!
特に雛月は心を閉ざしているキャラであるだけに時より見せる可愛らしい所に非常にギャップを感じます。
雛月は『バカなの?』という言葉が口癖なのですが、『バカなの?』の言い方一つで感情を読み取れる程素直で可愛いのです。
その可愛さは藤沼も思わず赤くなってしまう程。
藤沼によって徐々に過去のトラウマから解放されて行く様子は見ていて感慨深くさせてくれます。
・予測不可能な黒幕!手に汗握る展開

Ⓒ僕だけがいない街

Ⓒ僕だけがいない街
やはりミステリー作品はハラハラドキドキがつきものですよね。
僕だけがいない街はなんと言っても超天才殺人鬼である真犯人VS藤沼の時代を超えた頭脳バトルが見どころです。
現代の情報から過去の情報その全てを使って天才的な真犯人をどこまで追いつめられるかが見物です。
勿論戦闘マンガの様な派手さはありませんが、数々の仕掛けや真犯人への手がかりそれら全てが非常に綿密に散りばめられ、派手な展開などなくても十分すぎるほどの読み応えを覚えます。
もちろん”何か”が起こるのは藤沼だけではありません。
現代と過去どちらでも真犯人に完膚なきまでかき乱される展開に見入ってしまう事間違い在りません!
何が起きるか言ってしまうと面白くないと思うのでコミックスを読んで見て下さい!!
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まとめ
今回は僕だけがいない街をご紹介致しましたが如何だったでしょうか?
人間対人間の読み合いや、頭脳バトルが好きな方に非常におすすめです!
またこれは北海道に住んでらっしゃる方や行ったことのある方はぜひ確認していただきたいのですが、実際に存在する建物が所々登場します。そう言った目線で読んでも楽しめますよね!
作中に伏線等が沢山含まれていますので読み返すたびに新たな発見があります。
ぜひ読んで見て下さいね♪
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