漫画【BLEACH(ブリーチ)】の見どころと全巻お得に買う方法を教える
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BLEACHとは
目の前に死神が現れたら、それはあなたにも死が近い証拠です。などと言われますが、BLEACHに出てくる死神は少し違い、迷える霊を正しくあの世の導き、現世にとどまる悪霊を退治するものとして描かれます。このようにBLEACHは既存の概念を覆した異色のダークファンタジーでありながら、その高いデザイン力とキャラクター設定などから連載が終了した現在でも高い人気を誇っています。
BLEACHは久保帯人作のダークファンタジーです。掲載雑誌は週刊少年ジャンプで、掲載期間は2001年から2016年。単行本の巻数は74巻にも及び日本以外でも主に欧米諸国をはじめとして多くのファンを抱えています。アニメや映画化、さらには舞台化などもされており、こちらも原作のファンのみならず、それら独自のファンもいるほど完成度が高いです。今回はそのような根強いファンを獲得するに至った所以を、原作を振り返りつつ見ていこうと思います。
BLEACHのあらすじ

ⒸBLEACH
幽霊が見える高校生黒崎一護は、ある日死神と名乗る女性朽木ルキアに出会います。現世にとどまる悪霊(虚:ホロウ)に家族を襲われた一護は激昂し虚に立ち向かいますが、ただの高校生がかなうわけもなくやられそうになります。一護をかばって負傷したルキアは禁じ手と分かっていながら人間である一護に死神の力を分け与えます。一護は、死神の力に目覚めた代わりに力を失ってしまったルキアの死神代行として、自らが住む町の治安を守っていき、数々の困難や葛藤に立ち向かっていきます。
これが大まかなBLEACHのストーリーの始まりです。ここから、人間に力を渡してしまった罪で処刑されてしまうルキアを、死神が住む世界ソウル・ソサエティから助けだしに行く「尸魂界(ソウル・ソサエティ)編」。死神の力を得た虚との抗争を描く「破面(アランカル)編」など戦いの規模も話の盛り上がりもどんどん加速していきます。特にこの二つの話は人気が高く、いまだにゲームや舞台で話の主軸になるほどです。
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BLEACHの見どころ
① 霊界と現世の行き来を描く異色のダークファンタジー

ⒸBLEACH
先ほどから見られるように、BLEACHには作者の世界観や独自の概念、用語などがふんだんに出てきます。これほどまでに、自信の世界観を作りこんでマンガという表現に落とし込める作者はなかなかいないです。そんな作者が描くBLEACHには主に三つの世界が存在します。人間たちが住む現世、死神たちが住む尸魂界、虚たちが住む虚圏(ウェコムンド)の三つです。この三つの世界を舞台に、さらわれた仲間を助けに行くため、現世に住む家族や友達を守るため、一護が戦うのが物語の根幹です。時に挫折し時に、だが仲間を守るために立ち上がる。異色ではありつつもジャンプマンガの構成要素の友情・努力・勝利をしっかり踏襲していて、つい紙面に引き込まれてしまうそんな魅力に満ちています。
② 圧倒的な画力からくる独自の世界観

ⒸBLEACH
BLEACHの見どころの一つにその圧倒的な画力があります。作者の久保先生はもともとキャラクターの書き分けや、線の弾き方、トーンの使い方などマンガの表現面で高い実力を持つ先生です。それがBLEACHという作品に落とし込まれ、ジャンプ屈指のデザイン性とキャラクター人気を誇るマンガを作り上げました。普通、マンガ家が描き分けられるキャラクター数やそれに付随する設定などはそれほど多くありません。ですが、久保先生は主人公サイドのサブキャラや敵サイドの脇役に至るまで丹念にキャラクターを作りこみます。このおかげで、登場人物それぞれに人間味が出て、物語を駆動するエンジンになっています。
③ つい言いたくなる名言、名台詞の数々

ⒸBLEACH
BLEACHのもう一つの魅力に、つい言いたくなるような名台詞、呪文、キャラクター名、詩などがあります。「あこがれは理解から最も遠い感情だよ」「あまり強い言葉を使うなよ。弱く見えるぞ」これらはどちらも全キャラクターの中でも屈指の人気を持っている藍染惣右介の台詞です。また、グリムジョー・ジャガージャック、アーロニーロ・アルルエリ、バンビエッタ・バスターバインなど、これらは全部キャラ名です。ふつうこんな言葉出てこないだろっていうキャラ名もあり、それらもあり登場人物が多いにもかかわらず、キャラクターの印象もより強く読者に残ります。また、作者自身が作った詩が、作中や単行本などに掲載されていることもあり、それらも深い哀愁があり、BLEACHの世界観をより引き立ててくれます。
まとめ
以上がジャンプの異色ファンタジーBLEACHの見どころです。とにかくこのマンガは作者の書きたいものを色濃く落とし込むことに成功した作品です。マンガ自体の表現の挑戦にも挑み、他の作者がやらないような実験的な試みもたくさんしており、子供から大人、漫画をあまり読んでこなかった人や、逆にずっと読んできた人まですべてにお勧めです。ぜひ一度手に取ってみて、このスタイリッシュな作品を堪能してみてください。
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